beanbag外伝

日々のよしなしごと

NFL Week 21 カンファレンス・チャンピオンシップ

カンファレンス・チャンピオンシップ2試合が終わりました。

SF 7 @ PHI 31

SFデフェンス対PHIオフェンスの戦いと見ていましたが、前半はそれなりに見応えのある攻防でした。しかし、SFのQBが二人ともゲーム中に負傷しては勝負になりません。

3Q序盤にSF#17QB J.ジョンソンが頭を打ってコンカッション・プロトコルに入ると、前半に腕を負傷した#13QB B.パーディが再登場したもののパスがほとんど投げられず、#23RB C.マカフリーが孤軍奮闘するものの、見え見えのラン攻撃ではPHIディフェンスの餌食になるだけ。結局、SFは勝負を諦め、3つのタイムアウトを残したままあっけなく敗退が決まりました。SFディフェンスが大事な場面でファウルを繰り返したのがワンサイドとなった要因です。

 

そんな中で私が面白いと思ったのは、余談ですが、たびたび好タックルを決めたSF#91DL A.アームステッドとか、複数のタックルを掻い潜ってTDを決めたPHI#14RB K.ゲインウェルなど「名は体を表す」を地でいく名前の選手がいたことです。他チームになりますが、DET#14RB D.スウィフトという名前の俊足ランナーもいます。あちらの名前もよく出来たものです。

 

CIN 20 @ KC 23

この試合は接戦でした。正直、どちらが勝ってもおかしくないゲームでした。当代1・2を争う名クォーターバック対決は見応えがありました。両チームとも要所でビッグプレーを決め、ファンを沸かせます。終了間際の残り0:17、CIN#58DE J.オサイの致命的なアンネセサリー・ラフネスにより勝敗が決しましたが、これは運としか言いようがありません。

 

これで2月12日、アリゾナのステートファーム・スタジアムで開かれる第57回スーパーボウルに出場する2チームが決まりました。結果論だけど納得の顔ぶれ。私にとってはNFL285試合中の1試合に過ぎませんが、このゲームだけはライブで観ることにしましょう。

NFL Week 20 ディビジョナル・プレーオフ

試合結果と1ポイントコメントです。

JAX 20 @ KC 27

終始チーフスが先行し、ジャガーズが追いかける展開。最終的にチーフスが勝利しましたが、スタッツは互角です。

ラン:JAX 19回144yds, KC 30回144yds

パス:JAX 24/39 217yds, KC 27/37 218yds

2Q途中でKC#15QBパトリック・マホームズが右足首を負傷、#4QBチャド・ヘンネが繋ぎます。後半にマホームズが復帰しますが、動きにはいつもの精彩が見られません。このあとの試合への影響が懸念されます。

JAXは4Qに追いつくチャンスがありましたが、残り5:36 at KC 3で#39WRジャマール・アグニューが致命的なファンブル・ロストで反撃の機会を奪われます。その後も必死に挽回を試みますが残り3:55で#16QBトレバー・ローレンスのパスがインターセプトされ望みを絶たれました。

個人的に面白いと思ったシーンは、(少しマニアックですが)3Q 7:12 3rdダウンインチでKCが#83TEノア・グレイへのダイレクトスナップでダウン更新を狙いますが、ノーゲイン。この時のオフィシャルのフォワード・プログレス判断がDJが1stダウン、LJがノーゲインとズレていたことです。OLとDLがぐしゃぐしゃになってボールの位置がよく見えないので起きた事件です。最終的にノーゲインの判定が採用されましたが、直前の2ndダウンでKC HCアンディ・リードがインスタント・リプレイをチャレンジして失敗していたので、今回はチャレンジを諦め、フィールド判定通りとなりました。

審判のプリゲーム・カンファレンスでDJ(以前はHL)とLJが決まり文句のように「(フォワード・プログレスを)合わせていこうね」と確認していますが、NFLレベルでもこのようなことが起きるのを見たのは愉快としか言いようがありません。

 

NYG 7 @ PHI 38

予想通り大差がつきました。途中で寝てしまったので細かいことは分かりません。

 

CIN 27 @ BUF 10

このシーズンにありがちな雪中の攻防。ディビジョナル・ラウンドで唯一ホームチームのBUFが敗れました。

BUF#17QBジョシュ・アレンには一度はスーパーボウルに出させてやりたいと思っていますが、良くも悪くも彼のワンマンチームの性格が出てしまい、チーム全体がよくまとまったCINに惨敗しました。

 

DAL 12 @ SF 19

ディビジョナル・ラウンドで最も白熱した戦いになりました。オフェンス・ディフェンスとも総合力の高いチーム同士の対戦は見応えがあります。最終的にSFが勝利しましたが、どちらが勝ってもおかしくないゲームでした。

DALの敗因は、試合途中で#20RBトニー・ポラードが負傷したことでしょう。#21RBエゼキエル・エリオットと2枚看板でシーズンを乗り切ってきましたが、ピークを過ぎたエリオットを上回るランニングヤーデージを稼ぐポラードを欠いてプレーオフを勝ち抜くのは難しかったと後講釈です。

 

 

次のカンファレンス・チャンピオンシップは、6年目のKC QBパトリック・マホームズを筆頭に、3年目のCIN QBジョー・ボロウとPHI QBジャレン・ハーツ、SFルーキーQBブロック・パーディが争います。開幕時に予言した通り、クォーターバック世代交代のシーズンとなりました。

NFL Week 19 ワイルドカード・プレーオフ トピックス

ワイルドカードプレーオフ6試合が終わりました。

ホームチームが4勝、ビジターチーム2勝という結果です。

フロリダ州フランチャイズとする3チーム(JAX、TB、MIA)が揃ってポストシーズンに進んだのは、これまで記憶にありません。

接戦が多く、ワンスコアゲームが4つ、それ以上の点差が2試合でした。

 

LAC 30 @ JAX 31

印象に残ったのはこのゲームです。

JAX #15QB トレバー・ローレンスは、前半4つのインターセプトを喫し、残り24秒まで27(3TD、2FG)対0のワンサイドゲームでした。しかし、前半終了間際にTDを奪い、3スコアゲームに持ち込みます。

後半はLACが1FGに終わったのに対し、JAXは3TD(2pt×1)、1FGで2点差に肉薄し、残り0秒の36ydsFGで劇的な逆転勝利を手にします。

これでJAXはWeek 14以降、6連勝です。2年目QBローレンスに対する信頼感が試合ごとにまし、チームの一体感が強まってきたのが勝因と思います。

これに対し、LAC #10QB ジャスティン・ハーバートは恵まれた体格を持ちながら、いつもの勝負弱さが出てしまい、キャリア初(チームとしては4年ぶり)のポストシーズンを勝ち抜けることができませんでした。

 

NFLは残すところ

ディビジョナル・プレーオフ 4試合

カンファレンス・チャンピオンシップ 2試合

スーパーボウル 1試合

の7試合となりました(プロボウルはタッチフットになるとか?)。

そろそろ次のシーズンオフの時間消化法を見つけておかないと‥。