NFL Week 20 ディビジョナル・プレーオフ
試合結果と1ポイントコメントです。
JAX 20 @ KC 27
終始チーフスが先行し、ジャガーズが追いかける展開。最終的にチーフスが勝利しましたが、スタッツは互角です。
ラン:JAX 19回144yds, KC 30回144yds
パス:JAX 24/39 217yds, KC 27/37 218yds
2Q途中でKC#15QBパトリック・マホームズが右足首を負傷、#4QBチャド・ヘンネが繋ぎます。後半にマホームズが復帰しますが、動きにはいつもの精彩が見られません。このあとの試合への影響が懸念されます。
JAXは4Qに追いつくチャンスがありましたが、残り5:36 at KC 3で#39WRジャマール・アグニューが致命的なファンブル・ロストで反撃の機会を奪われます。その後も必死に挽回を試みますが残り3:55で#16QBトレバー・ローレンスのパスがインターセプトされ望みを絶たれました。
個人的に面白いと思ったシーンは、(少しマニアックですが)3Q 7:12 3rdダウンインチでKCが#83TEノア・グレイへのダイレクトスナップでダウン更新を狙いますが、ノーゲイン。この時のオフィシャルのフォワード・プログレス判断がDJが1stダウン、LJがノーゲインとズレていたことです。OLとDLがぐしゃぐしゃになってボールの位置がよく見えないので起きた事件です。最終的にノーゲインの判定が採用されましたが、直前の2ndダウンでKC HCアンディ・リードがインスタント・リプレイをチャレンジして失敗していたので、今回はチャレンジを諦め、フィールド判定通りとなりました。
審判のプリゲーム・カンファレンスでDJ(以前はHL)とLJが決まり文句のように「(フォワード・プログレスを)合わせていこうね」と確認していますが、NFLレベルでもこのようなことが起きるのを見たのは愉快としか言いようがありません。
NYG 7 @ PHI 38
予想通り大差がつきました。途中で寝てしまったので細かいことは分かりません。
CIN 27 @ BUF 10
このシーズンにありがちな雪中の攻防。ディビジョナル・ラウンドで唯一ホームチームのBUFが敗れました。
BUF#17QBジョシュ・アレンには一度はスーパーボウルに出させてやりたいと思っていますが、良くも悪くも彼のワンマンチームの性格が出てしまい、チーム全体がよくまとまったCINに惨敗しました。
DAL 12 @ SF 19
ディビジョナル・ラウンドで最も白熱した戦いになりました。オフェンス・ディフェンスとも総合力の高いチーム同士の対戦は見応えがあります。最終的にSFが勝利しましたが、どちらが勝ってもおかしくないゲームでした。
DALの敗因は、試合途中で#20RBトニー・ポラードが負傷したことでしょう。#21RBエゼキエル・エリオットと2枚看板でシーズンを乗り切ってきましたが、ピークを過ぎたエリオットを上回るランニングヤーデージを稼ぐポラードを欠いてプレーオフを勝ち抜くのは難しかったと後講釈です。
次のカンファレンス・チャンピオンシップは、6年目のKC QBパトリック・マホームズを筆頭に、3年目のCIN QBジョー・ボロウとPHI QBジャレン・ハーツ、SFルーキーQBブロック・パーディが争います。開幕時に予言した通り、クォーターバック世代交代のシーズンとなりました。